皆様こんにちは!『しゅん』です!
ご無沙汰しております(n回目)。
さて日経平均株価は以前のような4万円台に戻ることはなく、それでも8月暴落前の水準に緩やかな回復を見せていますね。
そんな中で以前より株価を大きく高めている企業として、今回は 3635 (株)コーエーテクモホールディングスをご紹介します!
銘柄分析
事業内容
業種分類:情報・通信
(株)コーエーテクモホールディングス【3635.T】:企業情報(決算時期や平均年収、代表者名など) - Yahoo!ファイナンス
三国志・信長の野望シリーズやWinningPostシリーズ(いずれもブランド名:シブサワ・コウ)、三國無双・戦国無双シリーズ(ブランド名:ω-Force)、アトリエシリーズ(ブランド名:ガスト)等、数多くの人気ゲームを輩出しています。
配当利回り
9/20時点での配当利回りは 2.90%です!
基礎データと指標
さて今回も下記の指標で見ていきたいと思います。
・自己資本比率 50%以上
・有利子負債比率 70%以下
・売上高営業利益率 10%以上
・売上高経常利益率 10%以上
・売上高純利益率 10%以上
・配当性向50以下
・直近5年の当期純利益が増加傾向
そこでまずは自己資本などの基礎データから。
そして指標に照らし合わせると…?
すばらしいですね!
過去の推移を見てみると、売り上げこそ右肩上がりですが、純利益は2021年度の300億円程度で頭打ちとなっていますね。
利益率は高いですが、それでもここ数年は10%程度の悪化が見られます。
特に営業利益率は2023年度に前年度比15%減となっています。
新作ゲームの販売に伴う販売手数料増加と外注加工費増加が主な要因とされています。
3635 コーエーテクモ HD | 会社業績 (irbank.net)
配当金については2013年度以降「自社株買付けを加えた連結年間総配分性向50%、あるいは1株当たり年間配当50円」を基本方針としており、配当利回りは2%~3%台での推移が普通となっています。
DOEも10%とすでに相当の株主還元姿勢も見て取れます。
それでも前述のように株価そのものの高まりも大きく、伸び悩む純利益やすでに相当高いDOEということから、配当利回りとしてはいわゆる「高配当株」からは少しずつ離れていってしまっています。
また自社商品割引券が優待として用意されています。
サイゼリアやアサヒ等、昨今の優待取り止め・配当金増額の波は情報・通信業界にも来るかどうかにも注目です。
(単元未満株の高配当株投資家としてはぜひ来てほしい波…。)
まとめ
ということで、
3635 (株)コーエーテクモは高配当株投資をする銘柄として条件を満たしているものの、そもそも高配当株銘柄と言えなくなりつつあります。
人気作品を多数抱えているため、これからも安定した売上になると思われ、開発コストの高まりによる利益率の伸び悩みが解決すれば純利益も増え、配当金増額につながるでしょう。
すでに持っている人はそのまま持ち続けても良さそうですが、まだ持っていない人は買うタイミングを見計らう必要がありそうです。
それにしても株価だけ見ればディフェンシブ銘柄として優秀ですね。
それではまた次回、よろしくお願いいたします!
※もちろん最終的な投資判断は自己責任ですので、あくまで参考程度にお願いします!
※また本サイトは株価操縦を目的としたものではありません。