皆様こんにちは!『しゅん』です!
貯蓄にしろ資産運用にしろ、まずは元手を増やす必要がありますよね。
収入を増やすか、支出を減らすか。
まず手っ取り早くできるのは「支出を減らす」でしょうか。
とはいえ闇雲に支出を減らすと「我慢大会」になりがち…。
そこで我が家では決算短信の解読スキルを上げる意味も込めて、企業の経営でも使われている手法を応用しながら、家計の見直しを実施しています!
少しでも参考になれば幸いです!
家計を見直す方法
さて一般企業では『財務諸表』という言い方をしますが、下記3つの表を使って経営状況を表します:
例えばB/S(バランスシート)は資産と負債、純資産を整理する表です。
まずはバランスシートを作って、今の資産把握と目標の設定をしていきます。
※便宜上、簡易化しています。流動/固定、有形/無形でこだわることも可能です!
左側に資産、右側に負債を記載し、その差額が「純資産」となります。
(資産=負債+純資産、というイコールの関係)
資産のうち預金・株式等投資によるものを「金融資産(流動資産)」といいます。
自宅や自動車等が「固定資産」ですね。
金融資産
これは預金や保有株式の金額を埋めていくだけです!
最終的にこの金融資産をどのくらい持ちたいのか、どういうバランスでもちたいのか、が月毎・年毎の家計の見直しの指針となります!
生命保険返戻金とは、死亡保険や年金保険、学資保険等を現在解約したときの返戻金の合計です。
この金融資産を「いついつまでに1000万円にする」等と目標立てて、家計の見直し・投資方針の検討をしています!
固定資産
車や家も資産です。ただし年々資産価値というのは下がっていきます。
取得価額とは購入費用です。
耐用年数とは国税庁が定める「この年数で資産価値がゼロになる」という基準です。
省令に基づく基準なので、特に企業ではこれを遵守します。
住宅用木造家屋は22年、一般車両は6年、となっています。
購入価額を耐用年数で割ることで1か月あたりの償却費(=資産価値の低下額)がわかります。
上記の場合、月々支払っている住宅ローンが10万円程度だと、自分が家を手に入れるスピードより資産価値がゼロになるスピードのほうが早いということになりますね…。
※現在の資産価値(時価)について今回は便宜上耐用年数を使用して償却額と時価を把握しましたが、耐用年数ベース以外にも固定資産税課税明細書や固定資産評価証明書を基にして算出しても大丈夫です!実生活においてはむしろ現実的と言えますね。
負債
住宅ローンや自動車ローン、金融ローン、奨学金等の残額を埋めていきます!
純資産
(金融資産+固定資産-負債)で算出される、自分が持っている純粋な資産です。
過去の高配当株チェックでも触れていますが、純資産(自己資本)を資産合計(総資産)で割った値が「自己資本比率」です。
本ブログでは自己資本比率50%以上を高配当株銘柄の基準としていますが、上記の場合は…。
12.3%!
不良経営ですね。喫緊の立て直しが求められます。
自己資本比率を50%にするために
それでは逆算していきましょう。
- 金融資産を増やすか、負債を減らすか
- 何年後の達成を目指すのか
例えば「5年後に自己資本比率を30%にするために金融資産を1000万円増やす」のであれば5年間の平均年間収支が+200万円であれば達成できますね。
仮に昨年度の年間収支が+100万円であれば、もう100万円、
つまり月あたり約8万円、収入を増やすか支出を抑えることができれば達成できます。
まとめ
…というように、バランスシートを作成することで今の資産把握と目標の設定ができるようになります。
その目標を実現する方法として、残りの損益計算書、キャッシュフロー計算書が役に立ちます。
特に「年間収支がどれくらいなのか」を把握するために次は損益計算書を作成していきましょう。
それではまた次回!よろしくお願いいたします!